最近図書館で借りて読んだ2冊の本をメモ書き。何借りて読んだか忘れちゃうので。
「図書館大戦争」ミハイル エリザーロフ
有川浩の人気連作と似ているタイトルだが、内容は全然違うロシア文学。ロシア・ブッカー賞受賞。
ソ連崩壊後のロシアを舞台に7冊の特異な力を持つ奇書を巡り図書館・読書室が激しい抗争、戦闘を繰り広げるという話。なので、各図書館が軍隊的なものを持っていたり、読書家も武装していたりとなかなかすんごい世界。
前半は奇書の登場、発見と司書になるところ。後半は戦闘がメイン。
バイオレンスな描写も映画的なイメージで捉えられる。かなり人を選ぶ話だな~とは思った。
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※版元:河出書房新社公式ページ
パーマネント神喜劇 万城目 学
ずっと追いかけて読んでいる作家の1人。
今回は、ヒラの縁結び神様のお仕事と日常を描いた3つの話。ノルマがあったり、業務の苦労があったり、評価されたり、異動したり、神様やっているのもなかなか大変そうであったりする。
そこらにいそうなおっさんキャラでかるーい感じで声かけてくる神様は超胡散臭い(笑)
神頼みする側も神様もちょっとどきどきするスパイスがありながらも、物語はゆるーく進み、ゆるーく終わっていく。お茶に美味しいお菓子が合いそうな雰囲気で幸せ。
※版元:新潮社公式ページ