Singapore Chinese Orchestra Casual Classical

しんがぽーに逃げていた主な理由はこれ。
Singapore Chinese Orchestraの「Casual Classical – Meet the Chinese Orchestra Family」。これにホストでDick Leeが出ていたんですね(笑)何か逃亡の理由を探していた(?)私はとっととSISTIC(しんがぽーのちけぴみたいなもん)cで予約。
チケットを会場受取にしていたわけでつよ。
Singapore Chinese Orchestraについては詳細は公式ページを見てもらうとして、かいつまんでいうと、中国の楽器と一部コントラバス、チェロ、ティンパニーなどの西洋楽器で構成されたオケ。ハープ、スネアドラムなんかも入っているかな。そのかわり、所謂金管楽器がなくて、弦楽器が中心に組まれている。
今回の演奏会は、所謂入門用のコンサート。Dickをホストに迎え、常任指揮者であるマエストロTsung Yehの棒フリと解説で進めていくというもの。途中アンサンブル(管楽器)を挟んだ形の結構バラエティ豊かな曲。


前半は、1曲目はオーケストラ編成を紹介兼ねたメドレー。マエストロのキュー出しに従って、紹介を読み上げるDick。2曲目からはアンサンブル。民族音楽、オリジナルなどを交えたもの。アンサンブルの編成替えのための配置変更の間は、マエストロとDickのトークでつなぐスタイル。途中、マエストロ歌っちゃうし(笑)
アンサンブルは、管楽器中心。英語ではSuonaってなっている管の長い楽器があるんだけど、この奏者が中心になっているっぽい。コミカルな曲も多く、まさにカジュアル。ただ、少し弦のアンサンブルも見たかったかなと。
休憩後の後半は、舞台にピアノを設置。オケのマネージャーが出てきて、スポンサーのノキア提供の抽選会がいきなりある。マエストロのピアノ弾きふりのムーンライドセレナーデとWind Beneath My Winds と・・・いきなりPops、スタンダード路線。マエストロ、結構ピアノうまい。4曲目でDick再登場。ピアノインストルメンタルアルバム「Rice」から1曲「Archipelago」。オケ付で演奏。このアレンジはなかなか雰囲気があっていいかも。
2曲目は、ピアノを離れてノリノリで「Fried Riced Paradice」。曲中の掛け声は、オケの男性陣が担当。Dick踊って歌っている(w このアレンジも違和感がない。
ラス1は、このコンサートが初演という「Ringtone Medley」。
Dickのナレータというよりはナビゲーションと共に進むこの曲は、なんとあのアジアではメジャーな「ノキア」製携帯の着信音をアレンジし、メドレー化したもの。ナレータの内容もかなり笑える。
曲の終盤は、みんなー自分のノキアの着信音をオーケストラの演奏にあわせて鳴らすという、実にノキア万歳な客席参加型の曲でした。ほとんどの国でウケそうだけど、日本ではあんまりウケないだろーな。
舞台から見ると、携帯の画面が光ってとても綺麗らしい。(Dickが「Fantastic」とかいってた)
アンコールは、Dickのピアノ+オケで、Dickが「追」を歌うんだけど、これも結構違和感がないアレンジ。
1日目は満席だったけど、大人しめのお客さんが多く、2日目は客入り半分だけど、妙に熱いお客さんがいてなんか盛り上がっていた。
中国楽器のオケなんてあまり見る機会はないし、とてもよい体験でありやした。ポップスにも意外と合うんだなーというのは発見だったかも。
マエストロとDickの間で「Dick、これ、あなたのSCOコンサートCDデビューになるけどいい?」「もちろんOKさ」なんてやりとりがあったんだけど、そのうちCDになるんだろうか。。。

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