英国女王陛下の近衛軍楽隊を聞きに行く

コールドストリーム・ガーズバンド来日公演チラシ

池袋の芸術劇場でイギリスの近衛軍楽隊「コールドストリーム・ガーズ・バンド」の演奏会があったので、聴きに行ってきた。吹奏楽系のコンサートは、多分ほぼ初めてなんだが、軍楽隊は基本的に好きなので、行ってみることにした。

今日は演奏会なので、コンサート形式の座ってのスタイルで演奏。
ステージ前方のスペースを使って、ソリストや契約ボーカリスト、行進形式などの演奏も行った。

前半は、冒頭に熊毛の帽子着用したお馴染みのスタイルでの行進でスタート。4つの地方の代表的な曲を奏でる吹奏楽のコンサート。

間に解説が入るのが嬉しい。

近衛音楽隊は全部5つ。毎日、バッキンガムで交代に演奏している。

指揮者は、音楽監督とバンドマスターの2名体制。これは不測な事態があっても演奏が継続できるようにというリスクヘッジ。(途中曲で、バンドマスターと指揮者を交代)

お馴染みの熊毛帽子は、大きく見せて威嚇するという役割ももつ。制服が赤いのは、演奏中負傷しても出欠が目立たないようにするため。(軍楽隊ですから~)

解説に頷き、音程も安定し、揃った演奏が、よいホールに心地よく響き、魅了されている間に前半終了。

休憩をはさんだ後半は、18世紀の軍楽隊アンサンブルからスタート、数名の18世紀衣装を来た隊員による当時の楽器での演奏。コミカルなバンドマスターの服装はトルコ風。楽しい雰囲気で当時の雰囲気と演奏を伝える。

何故トルコ風かというと、軍楽隊といえばオスマントルコ!オスマントルコの軍楽隊を見たヨーロッパ各国が、これは威嚇によいということで真似し出したということが由来。すごいぜ、オスマントルコ!(確かにオスマントルコ軍楽隊の演奏会を聴いたときに、これが近付いたら泣くと思ったw)

その後は、スコットランド部隊よりバグパイプとスコットランドダンス。きれいな音色のバグパイプ演奏と華麗なステップはかっこよかった。

〆はもちろん威風堂々。久々にゴダイゴじゃなくて、エルガーのオリジナルを聞いたが、やはり名曲。

アンコールも迫力。ホール2階席にトランペット、1階席後方にバグパイプを配置した立体的な響きにはとても驚いたし、感動した。ホールの音響を活かしたよい演出であったと思う。

たまにはちょっと違ったジャンルの音楽を聴くのもよいもの。
次回来日も行ってみたいと思っている。

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