イラン映画を見てきた

昨日は、イラン映画をひっさびさに見に行った。
「別離」という、ベルリン映画祭やらアカデミー賞やらでいくつか賞をとった作品。上映中のBUNKAMURA ル・シネマが火曜のサービスデーのため、1000円で見られるということで、この日にしてみたのだった。
ストーリーは、公式サイトとかWikiとか見てもらうことにして、離婚を考え、別居したはずの一家とその周りの2週間といった感じ。そして、いくつかの事件とそれに絡む「善意のウソ」、「信仰」、「現代イラン社会」。社会的の描写、登場人物の心理描写等はほんと見事。上映時間は2時間なんだけど、それは引き込まれて見てしまうので気にならない。
最近のイランは、革命直後に比べると女性の服装がだいぶ自由になったなーとか思う反面、やはり最終的には「イスラム」というのが重かったりするわけで。その辺のイラン、イスラム社会の状況をより知っているとそういった部分でも興味深く見られる映画。
で、「こういう可能性がある、自信がない」というのは出てくるんだけど、いくつかの謎が明確な結論ではないので、なんかモヤる。結論が出たと思ったら、ひっくり返るし。
そして、結末もどっちなんだよ!とモヤる。
敢えて結論が明確になっていないから、考える・・・という感じなんだろうな。うん。

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