梅干の種の中

2週間程前の週末、ちょっと離れた(といってもいつも使っている駅からは近い)農協の農産物直売所へ行った。
この農協で、所謂B級品の野菜を安く買って、小松菜やほうれん草は湯がいて小分けして冷凍しちゃうのだ。忙しいときの味噌汁の具とかに使えるので便利。
この農協では近隣の農家手作りの梅干も取り扱っていて、程好い量が200円位で売っていた。
余計な添加剤とか入ってなくて美味しいので我が家お気に入りのひとつだ。
シーズンも終わりなので、最後の2パックを野菜と一緒に篭に入れてレジへ持っていって、我が家の冷蔵庫にきて今日となるわけ。
で、さっきも書いたように時期の終わりなので、梅干の実の部分がほとんど溶けてしまっている。
いで吉さんが「これも持ってってー」と夕飯の時に渡されたのは、ペンチ。
ふにょ?と思いながら、ほとんど実が溶けてしまっている梅をしゃぶるように食べ終わると、「種捨てちゃだめだよー」といで吉さん。
おもむろに梅干の種をペンチで割り始めた。
「よく熟した梅で作った梅干じゃないと食べれないんだよなー」
と殻を割った種の中身を渡される・・・お、程好くすっぱくてお茶に合うじゃないかい。実は初めて食べたのだ。梅干の中身の「観音様」。確かに珍味で、美味しかった。
来年もこの梅干が食べられるといいなーと思った。

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